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【2013年全日本総合近畿予選観戦記】

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 16日の日曜日に全日本総合のブロック予選としては全国で一番早い近畿地区予選を観戦してきました。今日22日は九州大会が行われます 日本リーグ2部からは日本精工と甲賀医専で、残り8チームは全て大学生チーム。この10チームを3ブロックに分けてそれぞれで勝ち抜けたチームが総合切符を手にします。 園田学園女子大が勝ち抜けたブロックに太成学園大、立命館大、日本精工と強いチームが集まったのを見ると、純粋に無作為のクジ引きで組合せを決めたのでしょう。 以下、グループの順番は時間的に早く終わったものから紹介します。【代表1】大阪大谷大 000 0000…0武庫川女大 001 200x…3_天理大_ 010 0100…2武庫川女大 042 101x…8※武庫川女大は第65回全日本総合選手権に出場 最も早く試合が終了し、リーグ推薦等で出場が決まっているチームを除けば日本で一番最初に総合切符を手に入れたのが「武庫川女子大」。ソフトボール協会のHPで見られる範囲での全日本総合の過去の記録には武庫川女子大の名前がないので、かなり久々の出場だろう。 第1試合、実力的には格上と思われる大阪大谷大に対し完封勝利をあげたのが内海花菜投手。 中学時代から有名で「泣く子も黙る好投手」と呼ばれていたようだが、大学時代の今は「黙ってる子も泣いてしまう死球王」(笑) 初回から3死球で満塁のピンチを作りつつもここを無失点で切り抜けると、その後は持ち前の荒れ球が功を奏し大谷大を完封。 続くシードの天理大との対戦では、1部の強豪、豊田自動織機の元選手である川口藍が大暴れ。2回の第2打席目に逆転満塁ホームランを放つと、なんとその後3打席目、4打席目もホームランを放ち一人で6打点の大活躍。 武庫川女子大の試合結果を見て「お、川口が試合で活躍してるな」と思ってよく見たら、実はもう一人の「川口亜祐美選手」だったというパターンが多かったが、この試合は間違いなしに「川口藍」の大活躍だった。<第1試合、突然コントロールを乱すクセはあるが、良いボールを投げていた武庫川女子大の内海投手。卒業後の進路はどうなのだろう。楽しみな投手><第1試合、敗れたが大阪大谷大の左腕竹田有沙投手も好投><第2試合、2打席目に試合を決める満塁弾を放つ武庫川女子大の川口藍><第2試合、川口藍は3打席目もレフトにホームラン。このあともう一本放った>【代表2】奈良文短大 000 1000 3…4_龍谷大_ 010 0000 1…2奈良文短大 000 00…0甲賀医専_ 700 0x…7 (5回コールド)※甲賀健康医療専門学校は第65回全日本総合選手権に出場 1試合目、奈良文化短大は監督の荻原千佳子さんの代打攻勢が見事に的中。4回に代打柳本茜のレフト前ヒットで同点に追いつくと、延長8回では満塁から代打藤原淑子が走者一掃の三塁打を放ち試合を決めた。 第2試合は同じ2年制学校同士の対戦となったが、さすがにここは甲賀医専が貫禄勝ち。初回に先頭の村井がヒットで出た後に満塁と攻めると、そこから押し出し二つや連打で計一挙7点を奪い、投げてはエース大西里帆子が5回を0点に抑えてコールド勝ちとなった。<第1試合、代打で同点タイムリーを放つ奈良文化女子短大の柳本茜><第1試合、代打で走者一掃二塁打を放った奈良文化女子短大の藤原淑子>【代表3】太成学大 000 0020…2日本精工 000 0000…0園学女大 000 0500…5立命館大 000 0000…0園学女大 010 1000…2太成学大 000 1000…1※園田学園女子大は第65回全日本総合選手権に出場 唯一の2部チームである日本精工には是非とも勝って総合切符を手に入れて欲しかったのだが、正直大学生に劣るような下手な試合運びの完全な自滅だった。 第1試合その日本精工対太成学院大戦、0-0で迎えた6回に飛び出した一塁走者に対し捕手が一塁に送球する間に簡単に二盗を許し、続くセンターへの大きなフライはグラブの土手に当てる落球でピンチを広げ、太成大の吉田香代のセンター前タイムリーで均衡を破られる。1点を取られた後の二三塁からは緩いショートゴロをアウトに出来ず2点目を献上と、好投の曽根原一葉投手を守りで足を引っ張ってしまった。打つ方でも自慢の強打が発揮できずに最後まで打たされるバッティングで0封されてしまった。 第2試合は立命大加藤あずさと園田大池田美樹の投げ合いで0-0のまま迎えた5回、園田大が田井亜加音のホームランで先制すると一気に5得点し、池田が最後まで投げきって完封勝利をあげた。 第3試合では太成学院大の山本夢菜、園田女子大の池田美樹の投げ合いで2-1と園大が1点リードで迎えた6回裏、園大が誇る大学ナンバーワン投手の泉礼花がようやく登板。打者6人に対して4三振2内野ゴロと完璧な投球内容で試合を締めくくった。<第1試合、決勝タイムリーを放つ太成学院大の吉田香代><第1試合、日本精工は最終回に走者二人を置いて代打谷島花波がセンターに大きなフライもフェンスギリギリで逆転サヨナラ弾にならず><第2試合、立命大を完封した園田学園女子大の池田美樹><第2試合、園田学園女子大は田井亜加音のホームランで先制><第3試合、好投した太成学院大の山本夢菜><第3試合、試合を締めくくった園田学園女子大の泉礼花。阪神相手に全盛期のマリアーノ・リベラが抑えで出てきたようなもの。まるで格の違う圧巻の投球内容>

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